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ドライフラワーとは?ブリザーブドフラワーとの違いを解説

自然の花や葉、果実などを乾燥させて、装飾などに使うものをドライフラワーと呼びます。
もともとは、枯れても姿が変わらない花や、自然に乾燥した花を意味していたようです。

また今回は、ドライフラワーと混同されやすいプリザーブドフラワーとの違いについてもご紹介させて頂きます。
どちらもお花を長く楽しむ事ができるのでご自身にあったお花を選ぶ際の参考にしてくださいね。

ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違いと特徴

ドライフラワーと共に長期保存が可能なお花と言えばプリザーブドフラワーが有名です。

プリザーブドフラワーはドライフラワーの一種で、どちらも長期保存が可能な花ですが、それぞれ違った特徴を持っています。

一つづつ違いと特徴を見ていきましょう。

ドライフラワーの特徴

  • ドライフラワーは生きているお花を乾燥させ、水分を抜いたものです。
  • 生花を麻紐で縛り、日陰で風通しの良い場所につるすだけで手軽に作れます。
  • 生花から水分を抜いて作るため、手触りはカサカサと乾いていて硬い感触があります。
  • ドライフラワーは色落ちしてしまうため、生花が持つ鮮やかさはありません。
  • 香りは草が乾いたような独特のもので、寿命は三か月から半年ほどです。
  • お手入れには、防虫や落ちガラの掃除をする必要があります。

プリザーブドフラワーの特徴

  • 生花から水分を抜き、グリセリンが含まれている特殊な液体に浸して作ります。
  • プリザーブドフラワーはドライフラワーと比べて生花に近い手触りがあります。
  • 見た目は生花に近く、初めてプリザーブドフラワーを見た人の中には生花と間違える人もいるほどです。
  • 色は鮮明で、生花では表現できないカラーを出す事も可能です。
  • 湿気や直射日光には弱いですが、正しく保存すれば数年間美しさを保つ事が出来ます。
  • お手入れは、ホコリ、水分、直射日光を避ければ特に必要ありません。

どちらも本物のお花を使用していることから間違えやすいドライフラワーとプリザーブドフラワーですが、見分け方がわかりましたでしょうか?

ふたつとも素敵な特徴をもった、保存性の高いお花です。
用途に合わせてお花をセレクトしてみてくださいね!

▶プリザーブドフラワーについてはこちらの記事でも詳しく記載しているのでご覧になってくださいね。

プリザーブドフラワーとは

ドライフラワーにおススメのお花6選

ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違いが分かったところで、ご自宅でも比較的ドライフラワーにしやすいお花をご紹介します。

ユーカリ

丸葉のものから、葉が長いものなど種類も豊富。香りもたのしめることもあり人気のユーカリ。
ドライフラワーにしやすく初めての方にもおすすめです。

バラ

ギフトで頂いたりする機会も多いバラ。
ドライにしても楽しめます。
赤いバラは色が濃くダークレッドになるものもあります。
生花の時とまた違う姿も素敵です。
しっかりとかわかしてから飾りましょう。

レースラベンダー

レースラベンダーは葉に入った細かい切れ込みがレースの様に見えることから名づけられました。
レースラベンダーはいわゆるラベンダーの香りはしません。
観賞用に作られた園芸種なので、ハーブとして利用するには不向きな品種です。
花とレースのような葉が美しく、花姿そのものを楽しむ方が多いようです。
四季咲きなので条件があれば冬でも咲いてくれるのがうれしいところです。

セージ

セージはヨーロッパ地中海原産のシソ科のハーブです。
和名は「ヤクヨウサルビア」と呼ばれています。
セージは「コモンセージ」「ホワイトセージ」「ゴールデンセージ」「パープルセージ」他にも種類が豊富にあるのも人気の理由のひとつです。
コモンセージは古代ギリシアローマの時代から免疫力を助ける薬草や香辛料として活用され長寿のハーブとの呼び名もあります。

ヤグルマギク

ヤグルマギクは色が豊富です。
濃いブルーや黒に近いボルドーカラーなどあり、乾燥しやすくドライフラワーになりやすいのも魅力です。

ミモザ

春に明るい黄色の花で目を楽しませてくれるミモザもドライフラワーにしやすいお花です。
風通しの良い場所につるしておけば、簡単にドライフラワーにできます。

失敗しないドライフラワーの作り方

それではお庭の花をドライフラワーにしていくための工程を見ていきましょう!

お花を刈り取る

お庭の花を刈り取る時は、開花を迎える前に行う事がポイントです。
晴れの日の午前中を選んで、10時くらいまでに刈り終えると良いでしょう。
刈り取り後は余分な葉は落としておきましょう。

乾燥させよう

逆さにして、自然乾燥させる方法でも十分色が綺麗に残ります。
直射日光に当たらない風通しの良い場所に吊るして2~3週間もすればドライフラワーになります。

ドライフラワーでのブーケ作りや、花瓶に飾る場合などに向いている作り方です。

また用途によって乾燥させる方法もあるので、下でご紹介します。

ドライインウォーター法

ドライインウォーター法とは、お花を少量の水に挿し、少しずつ蒸発させていくことでお花の水を抜いていく方法です。
お花を逆さにせずにドライにできるため、丸い形、ふんわり感を大切にしたいお花に向いています。

シリカゲル法

シリカゲル法は、花びらが多い立体的な花に向いた方法です。
この方法ならバラもドライにすることができ、生花の鮮やかな色が残りやすくなります。
タッパーやガラス瓶にシリカゲルを敷き詰め、その上にお花を置くだけです。
スプーンなどを使って、花の上にシリカゲルを振りかけ、完全に埋めて1週間ほどおいておきます。

こちらは容器に入れるのでお花のサイズを選ぶ必要があります。
シリカゲルから出した後も密封状態を保っておかないと褐色しやすいので、ハーバリウムやキャンドル作りなどに適しています。

▶ドライフラワーの作り方についてはこちらにも記載しているので参考にしてくださいね!

ドライフラワーとプリザーブドフラワーについて

ドライフラワーの楽しみ方や活用方法

ドライフラワーがどういったお花かをご紹介したので、楽しみ方や活用方法もお伝えしますね。

飾って楽しめる

ドライフラワーは自然の風合いがかわいらしいので、そのままかざって楽しむのも良いです。
しかし、乾燥した状態がパリパリなので、破損を防いで長く楽しむ為には、ガラスの蓋のついた容器にシリカゲルなどを入れて密封する必要があります。

ハーバリウムにもできる

最近は瓶にドライフラワーを入れたハーバリウムも人気があるので取り入れる方は多いです。

オイルに浮かせた状態なので、少ない花材で小さな瓶に保管することができるので、より手軽にドライフラワーを楽しむ事が出来るのが魅力です。

ちょっとだけ余ってしまったプリザーブドフラワーも有効活用することもできるので、プリザーブドフラワーの先生にも、もってこいのレッスンとなります。
何種類でも好きな花を入れて、浮遊感を楽しむ事ができるハーバリウムはお手入れいらずで長くお花を楽しむ事が出来てとてもきれいですよ。

ドライフラワーの寿命

ドライフラワーは乾いているからずっと飾っておけるのでは?と思われがちですが、そうとは限りません。

ドライフラワーの日持ちに、何日、何か月などの決まりはないですが、管理している環境やドライフラワーの種類によっては寿命は異なります。種類によっては2、3か月でボロボロになってしまうものもあります。

それでは、気になるドライフラワーの寿命の見極め方をお教えしますね。

カビや虫が発生している

ドライフラワーは乾燥しているからと思っていても、カビが生えることがあります。気が付いたら、白っぽい部分があったり、ふわふわしたものがついていたら、それはカビです。

カビが生えると見た目もよくありませんし、そのまま飾っていても広がっていくだけです。

またそこから虫が湧くこともあります。
今までキレイだと思っていたドライフラワーも湿気のある日が続いたりするとカビが生えやすくなるので注意してみてくださいね。

色が変色してきた

ドライフラワーはすこしずつ色が変化していきます。
退色して、みるからに「枯れた」花の場合、グレーになってきます。

花によっては色がくすんだり、茶色くなったりもします。
カビが発生したり枯れたような見た目はみるからにいい感じはしないので、潔く捨てる事も大事です。

ドライフラワーを長持ちさせる方法

綺麗に仕上がったドライフラワーは長く楽しみたいものです。


最適な時期に作成すればより美しい状態で飾る事が出来るんです。

ちなみに一般的に秋から冬、春にかけて作るのが最適な時期となります。

湿度が低く乾燥した時期がとてもぴったりです。
また、ドライにするのにあたって、干してから2、3日の天候はとても重要なため、その間が晴れだとなおよいでしょう。

それではドライフラワーを長く楽しむ為のコツをご紹介しますね。

高温多湿の場所には置かない

ドライフラワーは湿気に弱いです。湿度が高い場所で管理しているとカビが湧く原因になります。
できるだけ湿度が高い場所での管理は避けるようにしましょう。

きちんと乾燥させる

ドライフラワーを作るときにはしっかりと乾燥させましょう。
乾燥が足りず水分が残っているとカビの発生原因となります。

ホコリはこまめに取り除こう

気が付いたらたまっている埃。
埃はカビの原因にもなります。
こまめに払うようにしましょう。

直射日光や光に注意する

日光や強い光は退色の原因になります。蛍光灯の光でも劣化はするので、できるだけ暗めの場所の方が寿命は長くなります。

また風通しがよくジメジメしていない場所に飾ることをお勧めします。
ポイントは「紫外線に当てない事」「ほこりをこまめに落とす事」です。
これらを心がけるだけで、グッと長持ちするので試してみてくださいね。

ドライフラワーのまとめ

ドライフラワーもプリザーブドフラワーもそれぞれの特徴をよく知っていることで、長くお花を楽しむ事が出来ますね。

こまめに管理することで少しでも長く綺麗な状態が保てると思うので、上手に取り入れて楽しんでみてくださいね。
▶こちらにドライフラワーの詳しい作り方があるので参考にしてくださいね!

お庭の花で作るドライフラワーの作り方