プリザーブドフラワーとは?

プリザーブドフラワーとは?

プリザーブドフラワーとは生花(本物の花)を原料として、脱水・脱色加工を行った後、染色液・保存液をお花の内部に満たさせる事で、お花を好きな色に染め上げ、さらにお花その物の瑞々しさを保ちつつ、生花では2週間ほどしか持たない保存性をより長期的な保存法を実現したお花になります。
また、生花(本物の花)を使用しているため造花にはなりませんし、保存料といっても食用の着色料などを使用しているため食べても害はありません。
海外では Preserved flowers の他にFlowerpreservation や Floralpreservation という言葉が使われています。

プリザーブドフラワーの保存期間はコチラ!

プリザーブドフラワーの語源

プリザーブドフラワーの語源は、プリザーブ(preserve)「保存する」という意味の英語からきており、生花(本物の花)にオーガニック系の染料を吸わせ、特殊な加工を施すことでナチュラルな姿や風合い、鮮やかな花色を長期間にわたって保つ加工花のことです。
欧米諸国を中心に発展した新しい技術ですが、瞬く間に多くのお花好きを魅了し、アレンジメントの可能性を広げた花材として注目を集めています。
また、「プリザーブドフラワー」や「ブリザーブドフラワー」と呼ばれていることもあるようですが、正式には、「プリザーブドフラワー」です。

プリザーブドフラワーの作り方

プリザーブドフラワーとドライフラワーは、どちらも生花(本物の花)を加工して作りますが、特性はまったく異なります。
ドライフラワーは自然の風合いを楽しめる花ですが、色あせや経年劣化は避けられません。
プリザーブドフラワーは、新鮮な生花(本物の花)を
脱水作用がある脱色液に漬ける → 花を取り出す → 潤滑液入り着色液に漬ける → 花を取り出す → 乾燥
という工程で製造されています。
液は一度使用すると品質が落ちてしまうため、複数の使用はできません。
プリザーブドフラワーは、花が見ごろを迎えた時期に摘みとって樹液を抜き、オーガニック系の染料に浸して染色します。
その後排水し、乾燥すれば完成になるのです。
そして、プリザーブドフラワーの特徴は、この複雑な工程によって製造される鮮やかな花色と自然な風合い。
また、ドライフラワーと同様に生花から作られるので花姿も自然で、グリセリン成分を使用しているため花弁のやわらかさも保たれるのです。

プリザーブドフラワーで使用される生花の種類とは?

プリザーブドフラワーで使用される生花の種類とは?

プリザーブドフラワーは複雑な製造工程と高度な技術を必要とするため、現在では限られた種類の生花(本物の花)しか使用していません。
最も多く生産されているのは「バラ」「カーネーション」「アジサイ」「ラン」になります。
また、生花(本物の花)以外にも、「レモンリーフ」「グリーン」「麦」「実物」なども加工されているのです。
そして、最もプリザーブドフラワーで使用されている生花(本物の花)は、「バラ」になります。
「バラ」は一番人気が高く、1987年に初めて製造されたプリザーブドフラワーが「バラ」なのです。
現在は、30色以上のカラーバリエーションがあり、生産量も一番多いのです。
では、なぜ「バラ」の人気が高いのかと言いますと、「花の女王」の名にふさわしい麗しさと気品さがあり、品種や色も多種多様で、花色によって花言葉も異なることが一番人気の高い理由にもなっています。

プリザーブドフラワーの特徴

プリザーブドフラワーは、ドライフラワーよりもよく、保存期間が長いのが特徴的ですが、それ以外にもプリザーブドフラワーのメリットとデメリットがあります。

プリザーブドフラワーのメリット

水の必要がなく、イベント等に向いています。
生花のようにすぐに枯れてしまう、しおれてしまうということがないので、ストレスなく飾れますし、生花(本物の花)と比べても遜色のない、瑞々しい質感と柔らかさがあります。
また、保存環境が良ければ長い間(3〜10年程度)きれいな状態で飾れます。
生花(本物の花)ではないので、花粉アレルギーの心配が無く、病院でのお見舞いの花として利用できますし、ウェディングブーケとして利用した場合、長い間そのまま飾って楽しめます。

プリザーブドフラワーのデメリット

生花に比べ繊細で脆いため、花弁の欠けや割れが発生してしまいますし、高温多湿な状況下や、強い紫外線が当たると染料の滲み出し、布等に長期に接していると 色移りが起こります。
同様に、色が濃い花と、色が薄い花が長期に接していると、薄い色のほうに色移りします。
そして何日間にも及ぶこともある加工工程を踏むため、その分原料となった同じ生花(本物の花)に比べてお値段が上がってしまい高級品となっています。

プリザーブドフラワーを楽しむコツ

プリザーブドフラワーを楽しむコツ

プリザーブドフラワーを永く楽しむためにはいくつかコツがあります。
もともとプリザーブドフラワーは、長期保存が可能なお花ですが、上手に保存することでさらに寿命を延ばせて永く楽しめるのです。

①取り扱いに注意

プリザーブドフラワーは、加工花ですがとても柔らかくデリケートなのです。
ですので、持ち運ぶ際は、落としたりぶつけたりせず優しく取り扱いましょう。

②湿気に注意

プリザーブドフラワーは水を必要としないですが、湿気を与えると、カビが発生する恐れがあります。

③直射日光を避ける

直射日光や強い光が当たると花びらが遜色し、劣化を早めてしまう場合があります。

ですので、窓際などは避けていつまでも美しい花色を楽しみましょう。