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生花のお手入れ方法

生花のお手入れ方法

生花は、花屋などに陳列される際
すでに根から切り離された状態で出荷や陳列されます。
導管を通るお水だけが命綱になります。
このお水をなるべく吸いやすいようにお手入れしてあげるのが、生花を長く綺麗に楽しむためのポイントです。

まずはお手入れに必要なものを揃えましょう

なるべくお花を長く楽しむには、「お手入れ」がとても大事です。
お花は生き物ですから、ワンちゃんや猫ちゃんなどのペットと同じようにお世話をしてあげましょう。

特に重要なのは「新鮮なお水!」

切り花は花瓶のお水からしか、栄養と水分が取れません。
なので、いつも「新鮮なお水」をあげることがとても大事!
毎日水を入れ替えてあげましょう。

毎日はちょっとしんどい・・・という方は

大事なのは分かっていても毎日水を入れ替えるのはちょっとしんどいな・・・という方は、「お花の栄養剤」を使うと少し楽ができます。

栄養剤には、お水が腐らないよう防腐剤も入っているので、お花に必要な栄養を与えつつ、お水を綺麗に保ちます。

茎を切るだけでもお花の持ちがだいぶ変わります。

花瓶のお水を替えた時は、必ず茎を切りましょう。
お水が新鮮でも、茎の切り口が新鮮でない場合は、意味がありません。
切れ味の良いハサミで、茎の切り口も新鮮に保ってくださいね。

文房具などのハサミでは逆効果!

よくある失敗例としてあるのが、文房具や切れ味の悪いハサミを使ってしまうこと。
切れ味が悪いハサミは茎を押しつぶしてしまうので、逆に水があがりにくくなります。

スパっと切れる切れ味の良いハサミ(できればお花専用)を使いましょう!

花屋さんも愛用の「坂源のハンドクリエーション」がおすすめ!

お花専用のハサミを持っていない方は、これを機会にご用意してみてはいかがでしょうか?
100円均一ショップでも売ってはいますが、切れ味がすぐに悪くなるので結果的には高くついてしまいます。

ハサミが欲しい方には、お花屋さんやお花教室の先生なども愛用している「坂源のハンドクリエーション」が絶対おすすめです!

グッドデザイン賞も受賞するなど、デザインも可愛いくて使いやすいハサミです。
ぜひお試しあれ!

坂源ハンドクリエーション170

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坂源さんは切れ味と使いやすさにこだわる、老舗のはさみメーカーです。

その坂源さんのベストセラー商品が、
「ハンドクリエーション」シリーズのお花のプロご用達のハサミです。

どうしてお手入れが必要なの?

お水を吸いやすくしてあげる手入れのことを「水揚げ」と言います。
今回は、そんな水揚げについてお教えします!

生花の日持ちはどれくらい?

家に飾るお花は「切り花」と呼ばれるタイプがほとんどです。
切り花は、茎から切り離された状態なので
花瓶の中のお水だけが栄養となります。
そのため、お花を長く綺麗な状態で保つためには
お水をどれだけ吸い上げることができるかがかなり重要ということです。

お花が水を吸いやすくするために
適切な「水揚げ」をしてあげましょう。

正しい水切りの仕方

お花が水を吸うときの仕組み

お花に限らずどの植物にも維管束という組織があります。
この維管束の中には、吸収した栄養や水分を通す導管があります。
植物はこの管で新鮮さを保っています。

しかし、切り花は根から切り離して飾るので
茎は切られている状態です。

  • その切り口が空気に触れて、導管に空気が入ったとき
  • 切り口に樹液がついたとき
  • 花瓶のお水にバクテリアが発生したとき

などで、導管が詰まってしまい
お花に必要な栄養や水分が運べなくなってしまいます。
その結果、お花が早く傷んでしまうのです。

水揚げをなぜするのか?

導管に空気が入った時にその空気を出したり
傷んでしまった部分を取り除いたりして
茎から栄養や水分をスムーズに吸収しやすくするために、水揚げをします。

お花屋さんでは、仕入れたお花を一旦は水揚げをして販売します。
ですが、購入してから飾るまでの間は空気に触れた状態になります。
そのため、若干弱っている状態から飾るのでどうしても傷みやすくなってしまいます。
自宅で飾る前、飾った後に水揚げをしてあげることで
長く飾ることができたり、しおれかけたお花も回復しやすくなります。

お手入れポイント!花の種類によって水揚げ方法を変える

お手入れポイント!花の種類によって水揚げ方法を変える

生花のお手入れ方法は、どのお花でも同じお手入れをすれば長持ちするというものではありません。
お花の種類によって、お手入れ方法を変える必要があります。
それは、花の特徴や性質に合わせたお手入れ方法がそれぞれあり、その方法以外だと逆効果になってしまう場合もあるからです。

お花のお手入れ①|水切り法

お家で出来る、1番手軽な水揚げ方法です。

  1. お水をはった深めの容器(バケツなど)を用意します。
  2. 容器の中に茎を入れます。
  3. 葉が水に浸かる場合は取っておきます。
  4. 茎の根本から5センチくらいのところを斜めにカットします。

茎をカットする際のポイントですが、水の中でカットすると切り口に空気が入らないのでおすすめです。

水切り法をするお花

水切り法は、花や葉が柔らかいお花に向いています。
(例)コスモス、バラ、スイートピー

お花のお手入れ②|水折り法

ハサミでカットすると、茎が硬すぎて導管を潰してしまうかもしれないので、折るという方法です。

  1. 水をはった深めの容器(バケツなど)を用意します。
  2. 容器の中に茎を入れます。
  3. 葉が水に浸かる場合は取っておきます。
  4. 茎の根本から5センチくらいのところを両手で折ります。

水折りをするお花

水折り法は、茎が硬くて繊維が多いお花に向いています。
(例)キク、リンドウ

お花のお手入れ③|湯揚げ法

水揚げをしても、あまり水を吸い取ることが出来ずに元気にならないお花もあります。
そんなときは湯揚げ法を使いましょう。
お湯とお水の温度差で花の先まで一気に水が上がります。

  1. お湯を沸かし、沸騰させます。
  2. 冷たい水も容器に用意しておきます。
  3. 茎の根本から5センチくらいを熱湯に10秒ほど浸けます。
  4. 素早く冷水に浸けます。

湯気で花や葉がやられてしまわないように、新聞紙やタオルで包んでから行うのがポイントです。

湯揚げ法をするお花

湯揚げ法は、茎が細いお花に向いています。
(例)カスミソウ、マーガレット

お花のお手入れ④|燃焼法

茎の切り口から白っぽい液体が出るようなお花は燃焼法を使います。
ショック法のようなもので、細菌などの繁殖も抑えられるのでお花が病気にかかりにくくなります。

  1. 茎の根本から5センチくらいを火で炙ります。
  2. 真っ黒に炭化するまで炙りましょう。
  3. 炭化したらすぐに水に浸けます。

炙るときに誤って花や葉が燃えないように、濡れた新聞紙などで包んでから行うのがポイントです。

燃焼法をするお花

燃焼法は、茎にカビが生えやすいお花に向いています。
(例)アスチルベ、ポインセチア

お花のお手入れ⑤|植木鉢のお手入れ

植木鉢タイプの生花は、今まで紹介した切り花タイプの生花とは違います。
切り離されていないので、水の吸い上げもスムーズに行えます。

  1. 水やりは基本的に1日1回
  2. 置いておく場所は日陰
  3. ときどき風や日光に当ててあげる

この3つがポイントです。
日光に当てすぎると変色してしまう可能性もあるので、当てすぎには気を付けましょう。

植木鉢は空調に注意!

植木鉢タイプの生花の適温は25℃〜30℃です。
冷房や暖房のかけすぎには注意しましょう。
まだ乾燥にも注意しましょう。

毎日のお手入れ

毎日のお手入れ

水揚げなどのお手入れ方法もいいですが、毎日のお手入れも非常に大切です。
日ごろから行うお手入れ方法をご紹介します。

毎日のお手入れ①|お水の入れ替え

お水にずっと花を浸けた状態になるので、そのままにしていると菌やバクテリアが発生してしまいます。
それに花瓶と花の間からホコリなども混入するので水は汚れていきます。
ほったらかしにしないためにも、1日1回お水の入れ替えをしてあげましょう。
特別な水は必要なく、水道水で構いません。

毎日のお手入れ②|花瓶も洗う

せっかく毎日水を交換していても、入れておく花瓶が汚いままでは意味がありません。
花瓶も水の入れ替えのタイミングで一緒に洗ってしまいましょう!
こうすることで清潔な状態が保てるので、生花も長持ちします。
洗剤などが残らないように、しっかり洗い流すことがポイントです。

毎日のお手入れ③|茎を切る

切った茎の断面に菌やバクテリアが繁殖している場合があります。
お水や花瓶が綺麗になっても、これではまた同じです。
水を替えるタイミングで茎もその都度少しずつ斜めにカットしましょう。

毎日のお手入れ④|葉が伸びてきたら取る

浸けている水にまで葉が伸びてきている場合は、間引きするように取っておきましょう。

お手入れは基本毎日することが大事!

水揚げなどの特別なお手入れ方法をご紹介しましたが、毎日するお手入れを怠ると生花も長持ちしません。
毎日のお手入れ+特別なお手入れ
で、全く手入れしない生花と比べると寿命は格段に違います。

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